三重県川越町の建築資材メーカーの工場で作業員2人が死亡した事故で、業務上過失致死などの疑いで書類送検された当時の責任者らが、嫌疑不十分で不起訴になりました。

 川越町のチヨダウーテ四日市工場で2022年11月、冷却装置のタンクの中で清掃作業をしていた男性作業員2人が、落ちてきた木くずの灰に巻き込まれ死亡しました。

 この事故で、当時の工場長ら3人が業務上過失致死の疑いで書類送検されていましたが、津地検四日市支部は15日付で「証拠を精査した結果、過失を認定することが困難だった」として不起訴処分としました。

 また、落下物の危険に対して必要な措置を講じなかったとして、会社と清掃作業の責任者も労働安全衛生法違反で書類送検されていましたが、11月25日付で同じく嫌疑不十分で不起訴になっています。

東海テレビ
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