12月15日深夜、仙台市若林区でアパートが半焼する火事があり、焼け跡の一室から2人の遺体が見つかりました。警察は火元の部屋の住人とみて、身元の特定を進めています。
火事があったのは若林区若林2丁目の木造2階建てアパート、「メゾン・グッチ」です。
消防によりますと、15日午後10時40分ごろ、近くに住む人から「2階建てアパートの1階から火が出ている」と消防に通報がありました。
消防がポンプ車など14台を出して消火にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、アパートが半焼したほか、東側にある住宅の屋根の一部が焼けました。
また、火元とみられる101号室の焼け跡から、身元や性別の分からない2人の遺体が見つかりました。
警察によりますと、この部屋には82歳の母親と40代の息子の2人が住んでいて、いずれも連絡が取れなくなっていることから、遺体はこの2人とみて身元の確認を進めるとともに、火が出た原因を調べています。
一方、16日午前9時ごろ、太白区越路の2階建てアパートの一室から火が出ました。
消防がポンプ車など13台を出して消火にあたり、火はおよそ30分後に消し止められましたが、部屋の壁の一部などが焼けたということです。
けがをした人はいませんでした。