2025年も残り2週間余り。
千葉・印西市のアウトレット店には14日、冷たい雨が降る中、朝から長い行列が。

そのお目当ては、定期的に開催している「缶詰の詰め放題」です。

抽選で選ばれた参加者は、1回500円でビニール袋に入る限り缶詰を詰めていきます。
ビニールパンパンに詰め、今にもはち切れそうです。

友人と協力作戦でツナ缶や肉じゃが缶など様々な種類の缶詰を36個ゲットした人も。
1缶あたり約14円ととってもお得です。

そして、さらなるつわものも。
抽選で大きめの袋が当たった親子は、お母さんからある作戦の指示を受けていました。

父:
妻から「ツナを取ってこい」と指示がきた。

「ツナ缶オンリー作戦」で女の子も両手いっぱいにツナ缶。
執念の詰め込みで1個また1個と追加し、結果は51個。

父:
1個10円以下。感無量。これだと半年は持つ。

娘:
うれしい!重い。

3世代で参加した家族は、4月から1人暮らしを始める娘と参加。
狙うのは、味が染み込んだ鶏肉にウズラの卵、そして大根が入った、おかずにぴったりの缶詰。

3世代で力を合わせ、30個の缶詰を手に入れました。

娘:
いろんな種類があるから、飽きないで交互に食べられそう。

物価高の師走の中、お得なイベントは15日、都内でも…。

道路を埋め尽くす人、人、人。
にぎわいを見せたのは、東京・世田谷区で開催された恒例の「ボロ市」です。

沿道には約700以上の店が並び、骨董品や古着、せいろなどが売られていました。

埼玉から来たという男性が購入したのは「かばん」。
定価1万5000円のものが税込み4500円だったといいます。

かばんを購入した男性:
物価高に負けない価格になってる。

他にも、立派な箸が5セットで500円。
普段は1000円前後だといいますが、なぜ安いかというと…。

八木箸産業・八木箸伸朗代表:
卸の業者なので安くできる。利益はほぼなく、特価品としてお客さまに喜んでもらう。お祭りなのでね。

そして、会場には長蛇の列。
行列の先で売られていたのが、ボロ市名物の「代官餅」です。
つきたての餅に、あんこやきな粉、大根おろしがかかっています。

ところが、この名物にも値上げの波が。

原材料のもち米が例年の約2倍となったため、2024年の1000円から1300円に値上げしたといいます。

2時間並び5個買ったという女性は「お米の高騰と…しょうがないかなと思います。(Q.300円値上がりしても買う価値あり?)あります!」と話します。

お得と値上げが入り交じる冬の風物詩。
新年まで、あと2週間余りです。