立憲民主党の野田代表は、与党が今の国会での可決・成立を目指す衆議院議員の定数削減法案について「今の国会は諦めてほしい」と述べました。
立憲民主党・野田代表：
議案が先に提出されて審議が始まったところから結論を出すというのが長年のルールなので、諦めてほしいと思います、この国会は。
野田氏は、定数削減法案より前に国会に提出された企業・団体献金の規制強化法案の採決を優先すべきとの考えを改めて強調しました。
定数削減法案の審議に入るため与党が視野に入れている今の国会の会期延長について、野田氏は「大議論なので、現実的ではない」と否定的な考えを示す一方、法案を継続審議とするか廃案にするかについては、「政治資金規正法改正への与党の対応を見ながら判断したい」と述べるにとどめました。
国民民主党の玉木代表も、週明けに国会で予定されている企業・団体献金の規制強化に関する参考人質疑以外に「何の動きも与党側から無い」と述べ、「しっかりやる気を見せてもらいたい」と与党の国会運営を批判しました。
