小学生同士の交流のため沖縄を訪問した鳥取県境港市の小学生が、現地での交流の様子を報告しました。
交流事業に参加した児童:
「伊平屋島の子供たちと仲良くなれてうれしかったです」
「戦争の悲惨さをたくさん知り、またその知ったことを境港の5年生にたくさん教えられて良かったです」
境港市では、市内の食品加工会社が、原料となる「もずく」を沖縄県の離島にある伊平屋村から取り寄せている縁で、1996年から小学5年生が相互に訪問し、交流を続けています。
当初は7月に境港市の5年生12人が伊平屋村を訪問する予定でしたが、台風のため延期に、11月に改めて訪問した時も台風でフェリーが欠航したため、急遽予定を変更して、沖縄本土の名護市からリモートで結んで戦争をテーマに話し合うなど、交流を深めたということです。
交流に参加した児童:
「沖縄の戦争でいろいろな人の命が奪われて、戦争の話を聞いて自由の凄さを知りました。次は沖縄の伊平屋村の子が境港に来るので、交流に向けて頑張りたいです」
海産物のきむらや・木村美樹雄代表取締役兼CBO:
「子供たちから平和の大切さとか、自分の言葉で報告をしていただいたことがすごく印象的でした、29年もこの事業を続けてますので伊平屋島との絆が繋がって個人個人の人生の物語の一つとして思い出の一つとして繋がっていくことも、期待したい」
かつての参加者の中には、大人になった後も文通を行うなど交流を続けている人もいるということです。
次は、2026年1月に今度は伊平屋村の子どもたちが境港市を訪れ、大山でのスキーなどを通じて交流することになっています。