年末が近づく中、川西町では正月の縁起物・門松やしめ飾り作りが盛んに行われている。

門松やしめ飾りを作っているのは、川西町犬川地区の住民たちで作る「いぬかわ・わら細工会」。
普段は稲刈りをしたワラを使って、地区内の神社の祭礼や獅子踊りなどで地元の人たちが履くためのわらじを作っている。

約10年前からは住民の要望に答える形で新年の縁起物の製作を始め、その活動が評判を呼び、年々注文が増えている。

2025年は、高さ約1メートルの大きな門松45組、約50センチの門松90組、それに神社の鳥居用の大きなしめ縄を7本つくる計画。

11月25日から始まった製作作業は、まさに今が最盛期。
12日も、門松に使う竹の長さをそろえて切ったり、土台となる筒にワラを詰めたり、一連の作業を手分けして行っていた。

(いぬかわわら細工会・中野茂三副会長)
「完成したのはまだ3分の1くらい。これから追い込みをかけながら、大変だけど頑張ります。家内安全や交通安全、来年1年良いことがありますようにということで届けます」

門松は12月23日までに完成させ、25日以降、予約があった町内の企業や住民のもとに
届けられる。

さくらんぼテレビ
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