ノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学・坂口志文特別栄誉教授と、化学賞を受賞した京都大学・北川進特別教授は11日、スウェーデンのストックホルムで記者会見し、それぞれ授与されたメダルを披露しました。
ストックホルム市内で行われた記者会見で、2人が冒頭で取り出したのは、前日の授賞式でスウェーデンのグスタフ国王から受け取った記念のメダルです。
大阪大学・坂口志文特別栄誉教授:
皆さんの視線の中でもらう緊張感があった。国王からメダルをいただき、非常に光栄に思う。
京都大学・北川進特別教授:
私はメダルを落とさないか心配していた。カメラのため何秒かじっとするよう言われ、非常に感慨深いものがあった。
2人は会見で、基礎研究に対する支援の重要性を改めて訴えました。
授賞式の後に行われたノーベル財団主催の晩さん会について、北川さんは料理はもちろんのこと、隣に座ったビクトリア皇太子との会話など雰囲気を味わうことができたと振り返りました。
また会見の後、坂口さんはスウェーデン王室が主催する晩さん会に参加し、リラックスした雰囲気の中で他の出席者との会話を楽しんでいました。