毎年恒例、一年を表す「今年の漢字」が12月12日に発表されます。2024年は「金」、2023は「税」、2022年は「戦」とその時々を映し出してきましたが、発表を前に皆さんの予想を名古屋で聞きました。
まず出たのは、物価高に関する一文字です。「家計に厳しい一年だった」と生活への影響を口にする人が目立ちました。
80代『米』:
「色々な米の騒動があったじゃないですか。値上がりしたりね」
40代会社員『上』:
「お米を含めて色々なものが高くなったので、みんな生活が苦しいんじゃないかなって、私自身も感じているので、上がるだと思います」
「暑」という女性も。名古屋では年間猛暑日数が52日となり、観測史上最多記録を更新しました。
20代『暑』:
「暑くて(犬の)お散歩もなかなか日中に行けなかったので、夜に行ったりとか、朝一で行ったりとかしたので、暑いですね」
中でも“アツい”話題を提供したのが「大阪・関西万博」です。開幕前の逆風を乗り越え、大成功に終わりました。
大学生2人組『博』:
「大阪万博があったので『博』」
「盛り上がっているのを色んなところで見たので、今年の漢字はやっぱりこれかなと思いました」
来場者は2557万人、経済波及効果は想定のおよそ3千億円上回る3兆541億円(推計)に。多くの人が感動し、「万博ロス」という言葉も。
そして、多くの女性が選んだのが、高市首相にまつわる一文字です。
30代女性『働』:
「高市さんの働く。めっちゃ期待しています、同じ女性として」
今年10月、日本の憲政史上初となる女性総理が誕生。アメリカの有力経済誌「フォーブス」は10日、「世界で最もパワフルな女性」100人を発表し、高市総理が3位に選ばれました。
そうした中、皆さんの脳裏に焼き付いていたのが「クマ」です。
20代大学生『熊』:
「熊のニュースが多かったので。お姉ちゃんが登山に行ったんですけど、鈴とか買っていたりして。熊が一番騒がせたかなと思います」
50代僧侶『熊』:
「熊の印象しかないです。ビックリするくらい出ていましたもんね」
全国で相次いだクマの人身被害。2025年4月以降、被害は全国で230人に上り、統計開始以来、過去最多を更新しました。12月7日には、長野県のスキー場でスノーボードを楽しむ男性の背後にクマが現れ、冬眠しないクマの目撃も相次いでいます。
そんな世間を賑わせた話題とは別に、皆さんが選ぶ「自分の一文字」を聞きました。
育休中の30代女性『産』:
「今年、第1子が生まれまして、大きく変わった1年だったので。生活は変わりましたね」
20代大学生『金』:
「ずっとお金がない生活をしていて、今年はお金お金…みたいな1年でした。先月は120時間働いて、土日はずっと(バイト先に)いましたね」
70代『頑』:
「頑張るの『頑』。恥ずかしい話、ポケモンGOにね、歩くから健康にいいでしょ。年を取って、これをやるといいんです。私はイーブイシリーズのニンフィアがいいね。こういうことをやりながら、健康のためにも歩くことはいいことでしょ。毎朝頑張っているの、朝早く起きて」