愛媛県松山市の陸の玄関・JR松山駅の周辺の再開発の遅れが、市民や経済界から指摘されているなか、松山市議会の特別委員会で11日、整備の具体的な方向性について、市側がモデルプランを来年3月に公表する方針を示しました。委員からはスピード感のあるまちづくりなどを求める厳しい声が上がりました。

JR松山駅周辺の再開発を巡っては、松山市がアリーナの整備などを検討していて、
市議会の特別委員会で、市側はアリーナや周辺再開発の具体的な方向性についてのモデルプランを来年3月に公表する方針を示しました。

この一方、市民や経済界から再開発の遅れを指摘する声が上がっていて、委員からまちづくりにスピード感を求める声が上がりました。

松波雄大委員:
「駅中にある店舗で12月で退店される店舗もあります。早急にご対応いただけたら」

松山市交通拠点整備課・有光一成課長:
「駅周辺のにぎわいづくり、また防災機能であったり、この拠点整備がこういうのを狙っているよというのをモデルプランに盛り込みたい」

また、アリーナの採算性を疑問視する厳しい声も。

土井田学委員:
「しっかり詰めてやってくれんと。アリーナありきでいきよったら駄目ですよ。大きな大きな赤字の垂れ流しになります」

松山市・坪内洋交通拠点整備担当部長:
「赤字を出すという前提はありえないです。黒字前提でないと民間が入ってきませんから」

松山市は、事業に意欲を示す民間事業者と参入の条件や課題などを協議しているとし、モデルプランでは駅周辺エリア全体のほか、アリーナの整備イメージや概算の事業費なども示したいとしています。

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テレビ愛媛
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