ノーベル賞物理学賞を2021年に受賞した真鍋淑郎さんの出身地・愛媛県四国中央市は、市内の企業から真鍋さんの生家の寄贈の申し込みを今年11月に受け、保存に向けた手続きを進めていることを4日に明らかにしました。
真鍋淑郎さんは四国中央市の旧新宮町で1931年に生まれ、現在の県立三島高校まで市内で過ごしたあと東京大学に進み、アメリカの大学などでの地球温暖化のパイオニアとしての研究が高く評価されて、ノーベル物理学賞を2021年に受賞しました。
四国中央市によりますと、真鍋さんの生家は敷地面積が約235平方メートルで、木造2階建て瓦ぶき。建築から約100年経つと見られ、市内の企業が所有し研修施設として利用していたものの、コロナ禍以降は使うことがほとんどなくなっていたとしています。
このため11月に周囲の土地も含めて寄贈の申し込みがあり、保存に向けて所有権の移転の手続きを進めています。
四国中央市は「真鍋さんの功績を伝えていく財産として保存していく」とし、活用方法は地元の住民と話し合っていくとしています。
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