【認定こども園 安芸幼稚園】
「私たちはみんな仲良くいたします」
今年、学園として創立100周年を迎えた広島市の認定こども園「安芸幼稚園」
300人を超える園児が通う幼稚園で、毎年行われる追悼供養がある。
園児が手を合わせる碑には大勢の名前が刻まれる。
【認定こども園 安芸幼稚園 小野修三園長】
「これは原爆の動員で出て亡くなった、うちの前身の女学校の生徒の名前です」
戦前は安芸高等女学校として、今の中学1年から高校1年の女子が学んでいた。
1945年8月6日 午前8時15分
原爆で、学徒動員されていた、生徒と教職員など237人が死亡した。
【認定こども園 安芸幼稚園 小野修三園長】
「子供ですから、あまり分からないかもしれないけど、手を合わせる、そういう雰囲気の中で育てることが、とても大事なことだと思っています」
【紙芝居】
「80年前、安芸幼稚園のお姉さんたちに起きた、大変悲しい出来事です」
今年、創立100周年にあわせ、教職員が亡くなった生徒たちの紙芝居を制作した。過去を残し伝えていくことを決意した。
「戦争が怒らないためにできることがあるんよ、なにかな?」
「けんかしない。『ダメだよ』はけんかになっちゃうから『あとで』、とか『いいよ』っていう」
【保育士】
「怖い思いをさせてしまったかなとは思うんですけど、でも怖いこととか悲しいことが起きないように、どうしたらいいか考えてもらいたいなと思っています」
安芸幼稚園の園児が手形に託す平和のメッセージは?
【安芸幼稚園 園児たち】
「みんななかよし 安芸幼稚園」
【安芸幼稚園 保育士・園児】
「ピカドンを見て、みんなでお話をして決めました」
「仲良しがいいなと考えた」
「けんかをするのは嫌だからみんなでがんばりましょう」
「ひとりひとりがやさしくなる」
「つたえる つなげる ヒロシマ ナガサキ」