福島県は、双葉町・浪江町で整備が進む福島県復興祈念公園について、2026年4月25日に開園する計画を示した。12月11日に行われた県議会12月定例会で、自民党の鈴木智県議からの復興祈念公園の活用を問う代表質問に対し、内堀知事が答弁で明らかにした。
福島県復興祈念公園は、東日本大震災による犠牲者への追悼と鎮魂、さらに震災の記憶と教訓を後世へ伝承するために国と福島県が連携して整備する。
東日本大震災・原子力災害伝承館等と連携し、東日本大震災の被害や津波の高さを実感する場を整備するほか、被災集落を保存し、復興に向けた様々な活動を行うための多目的広場や献花台を整備する。
復興祈念公園は2020年9月に芝生広場など一部利用を開始していて、現在も開園に向けた工事が続いている。
福島県は毎年3月11日に実施している東日本大震災の追悼式について、2027年は双葉町を主会場に実施することを決定していて、復興祈念公園の活用も検討されている。