新年を迎える準備が進んでいます。
鳥取市の鳥取城跡では12月10日、子どもたちが内堀にかかる大手橋のふき掃除を行いこの1年の汚れを落としました。
児童:
お!色が出てきた。
鳥取城跡の大手橋で行なわれた年末の大掃除。
肌寒い中、近くの久松小学校の5年生56人が雑巾を真っ黒にしながら一生懸命、橋を磨きます。
鳥取市では7年前に、幕末のころの木造の橋を復元。
地域の誇りでもある鳥取城跡の大手橋を次世代に継承する取り組みとして、毎年この時期に「橋磨き」を行っています。
2025年は久松小学校の児童たちが授業の一環として参加。
感謝の気持ちを込めながら約37メートルの橋を1時間かけて磨きあげました。
児童:
「すごく黒くなったので1年間の汚れがすごいく溜まっているんだなと思って、ちゃんときれいにしようと思いました。」
「大人になったら僕たちの手で守っていきたいです。」
鳥取市教育委員会事務局・細田隆博さん:
子どもたちが熱心に拭き掃除をしてくれて、とてもうれしいです。
この橋磨きに関わった子どもたちの中から今後将来、鳥取城を守っていってくれるような担い手が出てくると、とてもうれしく思います。
12月19日には市内の高校生が大手橋近くの城の入口に門松を設置する予定で、新年を迎える準備が着々と進んでいます。