10日午後1時前、東京都内で会見を行った歌手の美川憲一さん(79)。
美川憲一さん:
どうも本日はお忙しい中来ていただきましてありがとうございます。すみません、座らせてお話しさせていただきます。
11月にパーキンソン病を公表した美川さんの口から語られたのは、病気と闘いながら芸能活動への復帰を目指す、その強い思いでした。
美川憲一さん:
パーキンソン病は現代医学では治らない病気。ですから、ずっとこれは引きずりながら、薬もいい薬は出てますけどリハビリをしながら、日々努力をしてしぶとくコンサートをやっていきたいと思っております。(記者:美川さんお帰りなさい)ただいま。
2024年、歌手デビュー60周年を迎えた美川さん。
2025年9月に心臓の機能が低下する「洞不全症候群」のため、ペースメーカーを取り付ける手術を受けました。
ところが、術後のリハビリの際に違和感を覚え、精密検査の結果、震えや筋肉がこわばるなどの症状が出る「パーキンソン病」であることが判明しました。
美川憲一さん:
もうショックでしたよ。病気したことないですからね。元気が一番よなんて言っていたから。本当にきつかったですね、1カ月半入院して、体力も低下して歩くのも大変でした。歩けない状態だったんですよ。
そして、現在の状態については「足がもつれて、ずっと立ってるのもしんどい状態。ですからなるべく車イスでと言われているけど、癖になるとそればかり乗るようになって楽ですから、なるべく自分の足で動くようにしています」と話しました。
投薬治療やリハビリ治療を続け、公演への復帰を目指してきた美川さん。
4日後にモノマネタレントのコロッケさんと行われるコンサートが復帰の舞台になるということです。
美川憲一さん:
コロッケとのジョイントコンサートで、助けてもらいながらやろうかなと思います。きのうもボイストレーニングで声出したけど、普通と同じような状態になって、今までと変わらなく出てました。(Q.ステージ楽しみ?)そうですね。あとやるっきゃない。全国で私と同じような病気で闘っている方いっぱいいると思いますけど、絶対に負けないで。しぶとくしぶとく頑張ることです。みなさん本当にしっかりね。私もしっかりしっかり頑張りますから、頼んだわよ。ありがとうございました今日は。また来てね。