交通量が増える年末年始を前に、福岡市の都市高速道路の料金所で、強盗を想定した防犯訓練が行われました。
◆強盗犯役
「これに金を入れろ!刺されたいんか!」
福岡都市高速道路の名島料金所で実施された防犯訓練。
利用者を装った男が料金所のスタッフを脅し、現金を奪うという想定で行われました。
スタッフはレーンを封鎖し、すぐに110番通報。
駆けつけた警察官に車のナンバーや犯人の特徴を伝えるなど、緊急時の対応を確認しました。
警察によりますと、福岡県内の高速道路の料金所で起きた強盗事件は、ETCが普及したことから2010年を最後に起きていないということですが、警察は引き続きスタッフに気を緩めないよう呼びかけています。
◆東警察署 泉沢晃一 生活安全課長
「しばらく起きていないからと言って起こらないわけではない。それだけに日頃から意識を持ち続けることが大切」
高速道路公社は、万一の際に冷静な対応ができるよう、定期的にこうした訓練を実施したいとしています。