クマ被害対策に役立ててもらおうと、秋田県内の風力発電事業者が県に寄付金100万円を贈りました。
県庁を訪れたのは県内で風力発電事業を手掛ける「秋田潟上ウインドファーム」の関係者で、クマ被害対策に役立ててもらおうと寄付金100万円の目録を鈴木知事に手渡しました。
2025年、県内ではクマによる人身被害が66人に上り、このうち4人が死亡しています。
11月10日以降被害の報告はありませんが、雪が降ってもクマの目撃情報が寄せられています。
県は寄付金を狩猟免許の取得支援やクマダスの運営など「ツキノワグマ被害防止総合対策事業」に活用する方針です。
秋田潟上ウインドファーム佐藤裕之職務執行者:「クマの問題の背景に気候変動とかがあるのだとすれば、われわれも力を尽くさないといけないという行政と同じ思いで寄付をした」
鈴木知事:「本当に膨大な作業がある、それは全て費用がかかる話。民間の皆様とも一緒になって力を合わせて対応できるのは大変心強い」
なお、秋田潟上ウインドファームは県のほか秋田市と潟上市にも寄付金を贈っています。