第九管区海上保安本部は今年8月頃から10月にかけて自身の勤務先から液晶モニターなどを盗んだとして45歳の男性職員を懲戒免職にしたと発表しました。
懲戒免職の処分となったのは第九管区海上保安本部の男性職員(45)です。
男性職員は今年8月から10月の間、複数回にわたり施錠された自身の勤務先の執務室に無断で立ち入り、液晶モニターやファイバースコープなど数点を盗みました。
物品確認をしていた職員がそれらの物品がなくなっていることに気づき、室内の防犯カメラを調べたところ、男性職員の行為が明らかになったということです。
第九管区海上保安本部の調査に対し、男性職員は盗んだことについては認めているほか、個人的な借金があったという旨の話をしているということです。
第九管区海上保安本部の古川大輔本部長は「法執行機関である当庁の職員がこのような事案を起こしたことは、まことに遺憾であり、国民の皆様からの信頼を著しく失墜させたことを深くお詫び申し上げます。職員に対して改めて綱紀粛正を徹底し、再発防止に万全を期すとともに、失われた信頼を一刻も早く回復するよう努める所存です」とコメントしています。