グループでのシステム障害が続くアサヒビールは、11月のビール類を含む全体の売上金額が、概算で、前の年の同じ月の7割台後半だったと発表した。
年末に需要の高まるお歳暮の出荷を制限したことが影響したほか、10月に一部商品の出荷を再開し、一時的に多くの受注があった反動などによるものだとしている。
一方、アサヒ以外のビール大手3社のビール類の販売数量は、出荷日数が少なかったことなどで前の年の同じ月と比べ、7%減った。
アサヒグループのシステム障害を受け、ほかの3社は注文が増えて安定供給のために出荷調整を行うなどしたものの、影響は限定的だったとみられる。