東京・池袋の百貨店で9日から始まった「芋・栗・あんこフェス」で、初めてブランドさつまいもの詰め放題が企画された。一方、物価高が続く中で、板橋区の店では、形の悪いパンや作りすぎたパンを税込み190円で詰め放題にしており、客は家計の助けになると喜んで購入している。

豊芋・栗・あんこフェスのさつまいも詰め放題が人気

東京・池袋の百貨店内にできた行列、集まった人たちのお目当てはサツマイモの詰め放題だ。

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店員:
最後その袋を持っていただいて、落ちなければ大丈夫です。

客:
うー!今もう無理、離せない。

店員:
じゃあこれで。すごいですね、最高記録です。

客:
大満足。このために朝早起きしてきました。

東京・豊島区の東武百貨店池袋本店では、9日から「芋・栗・あんこフェス」がスタートした。

特設会場に全国各地の54店舗が出店し、大粒で甘みの強い「丹波焼き栗」や、芋・栗・あんこを使ったおはぎ、たっぷりのあんを使った羽根付きのたいやきなど、さまざまな商品が販売されている。

この甘~い催しで今回初めて企画されたのが、さつまいもの詰め放題だ。

蜜芋洋菓子店 金蜜堂では、濃厚な味が堪能できるブランドさつまいも「金蜜芋」を1袋601円で、可能な限り詰め込むことができる。

袋から飛び出るほど詰め込んだ女性は、こぼれた1本も押し込んで大量ゲットに成功した。

通常は1kg1000円以上するという金蜜芋だ。使用する袋には約2㎏〜3㎏入るということで、かなりのお得度だ。

安さのワケは、金蜜芋の豊作だ。2025年は天候に恵まれ、収穫量が例年より25%もアップしたという。

東武百貨店池袋店 販売推進部・萩原彬さん:
2025年は金蜜芋が豊作だった。豊作の中でどうしても形が悪い物とか、味は全く変わりませんが見た目が少し長かったり丸くて小さかったり、そちらを詰め放題にすることで、おいしいものを低価格で提供できる。

金蜜芋の詰め放題はイベント期間中1日4回実施され、定員は各30人。当日の午前10時から整理券が配布される。

パンの詰め放題は物価高の中で大人気

一方、この年の瀬も物価高が続く中、格安でパンの詰め放題を行っているのが、東京・板橋区にある「富士食品」だ。

税込み190円という安さで、毎日午後2時から行われている。

店を訪れた女性は、大量の食パンをまさしくパンパンに詰め込んでいた。

女性:
子供が好きで朝食に食べている。お米の高騰も頭の中にあります。

また、別の女性は、袋に18個ものパンを詰め込むことができた。1個当たり10円あまりの計算だ。

女性:
18個です。やりました!ゲットです。

詰め放題では、形の悪いパンや作りすぎてしまったパンを提供していて、今後も値上げの予定はないという。
(「イット!」12月9日放送より)

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