異国の地で体験した激しい揺れに戸惑う人々…。
8日夜、最大震度6強を観測した大地震では、日本を旅行中の海外からの観光客が混乱する様子が映像に記録されていた。

フランス人旅行者「どこに行けばいいんだ!」

「何をすればいいかわからないよ」

この記事の画像(17枚)

「地面が揺れているだけなのか?」

北海道・函館市を旅行中だったフランス人旅行客。
津波を警戒するため、高台への避難を促されていた。

タクシーの運転手:
高い建物…高台に逃げて下さい。

しかし…。

フランス人観光客:
俺も知らないよ…どこに行けばいいんだよ!

フランス人観光客:
どうやってニュースを見るんだよ、テレビなんて持ってないのに。

暗闇の中、見知らぬ街の坂道を駆け上がることに戸惑いを隠せず…。
それでも大きなトラブルには見舞われず、無事に一夜を過ごせたと言う。

「オーマイゴッド!オーマイゴッド!」

一方、テレビが倒れてこないよう必死に支えていたのは、青森県内のホテルに宿泊していた台湾からのグループ。

「(揺れが)長いって…怖い、怖い…」

長く続く激しい揺れ。その間も旅行客たちは、自らの身を守りながら部屋の備品が壊れないよう、助け合っていた。

「温泉にいる人は大丈夫かしら…」

毎年日本を訪れるという中国人旅行客の投稿では…。

「うわ、地震だ 初めてだよ」

部屋に備え付けの露天風呂で寛いでいたところ、突然の地震で、お湯が激しく波打つ事態に…。

「これやばすぎるでしょ!」

宿泊客の約4割が外国人という函館市内のホテルは、津波を警戒するため、屋外ではなく、上層階への避難誘導を行った。

ホテルグローバルビュー函館・支配人:
外国籍のスタッフがいるので、いろいろな言語で話していただいて、混乱招かないように、建物が無事だということを確認して、上層階に上げています。

そして、こちらは中国人旅行客が撮影していた北海道・新千歳空港の様子。激しくシャッターが揺れ、ほこりのようなものが舞い散る中でも…。

「怖くない、怖くない、安全対策はしっかりしてるから大丈夫」

異国の地の夜に遭遇したいきなりの地震。
周囲の助けも借りながら、多くの外国人旅行客が対応する姿がみられた。
(「イット!」 12月9日放送より)