鳥取市に本社を置く土木工事業者の飛鳥建設株式会社が11月27日に、大阪地裁より破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。
負債総額は約5000万円の見込みです。
帝国データバンクによると、飛鳥建設は1985年8月に設立され、官公庁案件の河川改修や圃場整備などの土木工事を主体に事業を展開。
宅地造成や基礎工事などの民間工事も手がけ、2001年6月期には年間売上高約7900万円を計上していました。
しかし近年は、官公庁工事の減少に加え、人材不足などの問題も抱えていたということです。
2019年6月期には、年間売上高が約3000万円まで落ち込み、収益性も悪化して債務超過の状態に陥っていました。
その後も業況の改善には至らず、2024年2月頃までに事業を停止。
5月には本店不動産が、差押えを受けていたとのことです。