北海道苫小牧市の牧場で12月8日の朝、異変が起きました。
ヒツジの一頭が内臓を食べられた状態で見つかったのです。
被害があったのは、苫小牧市美沢にある、ヒツジやウマを60頭ほど飼育している牧場です。
8日午前6時ごろ、出勤した従業員が、牧場の一角にカラスが群がっているのを目にしました。
不審に思い、現場を確認すると、ヒツジが倒れていて、内臓が食べられていました。
「羊の内臓が食べられている」と牧場から通報を受けた警察が周辺を調べましたが、これまでのところ、他の家畜に被害などは見つかっていません。
牧場の周囲には高さ約1.5mの柵が設けられていました。
警察は、クマがこの柵を乗り越えて侵入し、ヒツジを襲った可能性があるとみて警戒しています。
冬を迎えた北海道。まだまだヒグマへの警戒が続いています。