11月5日夜、新潟県から認可されたエリアの外で漁をしていた疑いで、72歳の男が書類送検されました。

漁業法違反の疑いで書類送検されたのは、佐渡市に住む漁師の男(72)です。

男は11月5日午後7時前、県から認可を受けていない粟島付近で刺し網漁を行い、販売目的メでバル約11キロ、サバ約36キロなど合計1万5545円相当の魚を違法に採取した疑いが持たれています。

新潟海上保安部によりますと、パトロール中の新潟保安部所属の巡視艇が、男の乗る船を発見し、その場で立ち入り検査をしたところ、違法に水揚げされた魚が船内にあったということです。

男は県から佐渡島周辺での漁の認可は受けていましたが、粟島の漁の認可は受けていませんでした。

男は違法に漁を行ったことについて、「間違いありません」と認めた上で、「許可されたエリアの魚の水揚げが乏しかったので、他のエリアで採ろうと考え漁をした」と話し、謝罪の意を示しているといいます。

新潟海上保安部は、漁業秩序の維持のため、決められたエリア以外での漁はやめてほしいと注意を呼びかけています。

NST新潟総合テレビ
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