12月8日午前6時ごろ、宮城県七ヶ浜町のスクラップ工場で火災が発生し、現在も消防による消火活動が続けられています。
燃え盛る炎と、立ち上る黒煙。8日午前6時ごろ、七ヶ浜町の住民が撮影した映像です。
カメラマンリポート
「七ヶ浜町遠山の火災現場上空です。黒煙が広範囲に広がっています。地上では消防による懸命な消火活動が行われています」
火事があったのは、七ヶ浜町遠山にある廃品買い取り業者「東盛」のスクラップ置き場です。
消防によりますと、8日午前5時50分ごろ、近くに住む人などから「黒煙が上がっている」などと複数の通報がありました。
消防がポンプ車など10台を出して消火にあたっていますが、屋外に保管されている鉄くずなどが焼けていて、午前11時半時点でも鎮火には至っていないということです。
近くに住む人
「あのくらいの煙が出て、何時間も燃えているのは初めて」
「大分での火事があったからね。どういった火事なのかわからないから、延焼するのかどうかわからないけど、ちょっと黒い煙がやっぱ怖いよね。これだけ上がっていると」
付近の建物への延焼はなく、けがをした人はいないとみられています。
記者中継リポート:
七ヶ浜町の火事現場近くからお伝えします。
発生から5時間半以上が経った今も、黒煙が立ち上り激しく燃えている様子が確認できます。
現場では重機も使いながら、消防による消火活動が続けられています。
火事現場は海の近くで、現在も風が強く吹いています。
立ち上る黒煙は、風にあおられるたびに横へ大きく揺れ、周辺の道路にも広がっていて、一部の道路では交通規制が行われ、現在、警察が対応にあたっています。
警察によりますと、出火当時、現場に従業員はおらず、けがをした人はいないとみられています。
消防によりますと、鎮火のめどはまだ立っていません。
(12月8日午前11時半時点)