与那国診療所で2026年度、医師が不在となるおそれがある問題で、沖縄県は医師を確保できるように琉球大学と調整を進めていることを明らかにしました。
与那国町唯一の医療機関である与那国診療所は、公益社団法人の地域医療振興会が医師を派遣していますが、台湾有事の懸念から2026年3月で派遣事業から撤退する方針を町に伝えています。
県議会では4日、医師の確保に向けた取り組みについて質疑が行われ、県の担当者は与那国町が1人の確保を進めていて、県も琉球大学と調整中だと明らかにしました。
糸数公 保険医療介護部長:
直接琉球大学と交渉を重ねて、2人目を配置できるような調整をしているところです
与那国町は安定的な医療の確保に向けて診療所の県立化を要望していて、玉城知事は町と議論を重ねていくと述べました。