北海道教育委員会は12月4日、児童や生徒の個人情報が入ったSDカードなどを紛失したとして、上川地方の小学校に勤務する37歳の男性教師を減給1か月(給料の10分の1)、釧路市の中学校の51歳の男性教師を戒告にしたと発表しました。
上川地方の小学校に勤務する男性教師(37)は2025年4月、前任校を含む複数の学年の児童125人分の成績が書かれた通知表データなどが入ったSDカードを校長の許可を得ずに持ち出し、紛失しました。
道教委によりますと、男性教師は日常的にSDカードを持ちだしていて、車で道内出張をしていた際に駐車場にカードを落とし、駐車場の職員が発見して学校に届けたことで発覚しました。
道教委の調査に男性教師は「子どもたちに指導する立場として、あるまじき行為だった」と反省しています。
個人情報が悪用された形跡はなく、保護者にも説明しているということです。
一方、釧路市の中学校に勤める男性教師(51)は2025年6月、生徒1人の名前や住所、生年月日の個人情報が入ったUSBフラッシュメモリを紛失。
校外での会議で使用する際に持ちだしていて、会議終了後になくなっていることに気づき、男性教師自身が学校に報告したことで発覚しました。
男性教師は「大きな過ちを招いてしまったことを深く反省しています」と話しています。
USBフラッシュメモリはいまだ発見はされていません。