公明党の斉藤代表は4日、自民党と日本維新の会が提出予定の議員定数削減法案について、「あまりに乱暴なやり方だ。民主主義の手続きを否定するやり方だ」と批判した。
自民党と維新は、衆議院の議員定数1割削減について合意し、法案には定数削減を含む選挙制度改革について1年以内に結論を得られなければ、現行制度で小選挙区と比例代表を合わせて45議席削減する規定を記載した。
これについて斉藤代表は「1年以内に結論が得られなければ、自動発動という形で比例区そして小選挙区定数を削減する内容。あまりに乱暴なやり方だ。民主主義の手続きを否定するやり方だ」と批判した。
また、「しっかり熟議をして結論を得る方向性を、前もって、もし結論が得られなかったら、与党側として権力を持っている側がこういう形にしますというのは、ありえないやり方だ」と指摘した。
その上で、「今の小選挙区比例代表並立制を前提に、もし議論するのであれば、結果として3(小選挙区)対2(比例代表)になるような形が必要になるのではないか」と提案した。