9月に閉園したノースサファリサッポロを東京の投資会社が引き継ぎ、近くの土地で新たな動物園をつくろうと動き出している。

地元の住民からは不安の声が聞かれた。

「『土地を買って動物園をつくりたい。説明会を開きたい』旨の話があった。えーと思った」(豊滝中央町内会 小嶋幸一さん)

11月下旬、町内会に伝えられた札幌市からの情報。

東京の投資会社がノースサファリサッポロの「動物を助けたい」「新たな動物園をつくりたい」と言ってきたというのだ。

閉園したノースサファリサッポロ
閉園したノースサファリサッポロ
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ノースサファリは開発が制限される市街化調整区域で違法な建築を続けていた問題で9月に閉園し、現在も256匹の動物が取り残されている。
 
東京の投資会社はこれらの動物を引き取り、ノースサファリの運営会社が所有している別の土地で動物園をつくる計画だ。

「(動物の)鳴き声や臭いなどがわれわれは非常に危惧している」(小嶋さん)

別の土地で動物園をつくる計画
別の土地で動物園をつくる計画

新たな動物園の建設予定地へ行くと…

「新たな動物園が建てられようとしている場所の前の道路はかなり狭く、さらに周辺には多くの住宅が建ち並んでいます」(木村洋太記者)

「通りが1本しかなくてゴールデンウイークの混み具合を考えると大変」

「動物はかわいそう。犠牲者、人間の。かといってその動物が来て、こちらが犠牲者になるからやめてほしい」(いずれも付近住民)

新たな動物園の建設予定地には多くの住宅が立ち並ぶ
新たな動物園の建設予定地には多くの住宅が立ち並ぶ

この建設予定地も市街化調整区域。

投資会社は札幌市に新たな開発の許可について相談もしていて、12月5日には地元向けの説明会を開く予定だという。

建設予定地も市街化調整区域
建設予定地も市街化調整区域
北海道文化放送
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