人とロボットが共に暮らす未来を体感する世界最大規模のロボット展が始まりました。
世界最大規模の「国際ロボット展」が3日から東京ビッグサイトで始まり、弁当を盛り付けるロボットやリズミカルに踊るロボットなどが展示されていました。
近未来の社会を体験できるというカフェでは、注文するとロボットが自身の判断で行動し、飲み物を運んできてくれます。
暮らしの中で人の代わりを務める多用途ロボットの世界での市場規模は年々拡大していて、2040年には約60兆円となる見込みです。
AIがカメラに写った情景を俳句として表現し、さらに、その出来栄えを別のAIが評価するという少し先の未来を見据えたロボットもあります。
この“俳句ロボット”には、NVIDIAの最新のAIコンピューティングプラットフォームを活用。
単に決められた動きを繰り返すだけでなく、カメラが映した映像をもとに、求められている目的や文脈、さらにはロボット自身の好奇心で自律的に行動することを目指しています。
他には、赤と白を判別してクッションを左右に仕分けていくロボットもあります。
政府は、少子高齢化が進む中、AIの活用を成長戦略の柱と位置付けていて、さまざまな現場で活躍できるAIロボットの開発が競われています。
GMO AI&ロボティクス商事・内田朋宏代表取締役社長:
もう考えられないスピードで、いま技術が進歩しているのを肌で感じている。多くの会社が労働力人口の減少という経営課題を抱えていて、ニーズがものすごく高いし、提供する側も技術が進歩している。社会実装される日は必ず来る。実際の生活やビジネスの現場で、人の代わりに作業をしている状態を作ることが目標。