今、物議を醸しているのは、千葉県が実施する若者を対象とした仲間づくりのイベント。

その参加者から40代以上が外されたというのです。

40代:
それはちょっと差別的なものを感じる。

事の発端は、千葉県が立ち上げた「ちば部」。

「ちば部」では、スポーツなどのイベントを開催し、若者同士の出会いにつなげることを目指しています。

2025年9月には、プロ野球の千葉ロッテマリーンズの試合を観戦する交流イベントを企画した「ちば部」。

応募条件は、18歳以上の若者としていました。

定員100人を大幅に超える応募がありましたが、そのうち4割以上を40代以上が占めたのです。

しかし抽選の結果では、当選したのは全て20代と30代。
40代以上からは1人も当選者が出ませんでした。

4割以上もいた40代以上の応募者は若者の交流イベントから、いわば外された格好となったのです。

落選者には「厳選なる抽選の結果、残念ながら『落選』となりました」というメールが送られてきたといいます。

メールには「厳選に抽選した」と書いてありますが、千葉県民からは「(抽選が)厳選なのか怪しい。操作されているのでは?」「意図的に(40代以降を)外したんでしょうから、やらない方がよかった」「何かしら意図があると思うが、その意図があるなら最初から説明してほしい」などの声が上がりました。

では、若者とは何歳くらいまでか聞いてみると「アラサーぐらい?30代前半」「若者は20代ぐらいだと思う。30代は若者ではない」「ん~どうなんだろう、今20代後半ですけど、ギリギリ若者なのかな」という声が聞かれました。

「イット!」の取材に対し、千葉県は「若者の代表的な年代である20代、30代を優先して当選を決定しました。応募者への説明が十分ではなかったと考えています」とコメントしています。