2025年は薩摩焼の器でコーヒーを楽しむブースも初出展です。

鹿児島県内25の窯元のこだわりの作品を展示・販売する薩摩焼フェスタが鹿児島市で始まりました。

中川雅温記者
「今回で36回目を迎える薩摩焼フェスタ。2025年のテーマは焼酎のソーダ割りと豆皿です」

鹿児島市のカクイックス交流センターで3日から始まった薩摩焼フェスタ。

県内25の窯元から湯飲みやお茶碗など約2万点にものぼる薩摩焼の様々な作品が並びます。

36回目を迎える今年のテーマは「焼酎のソーダ割りと豆皿」。

2024年、焼酎を含む日本の伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受けてのテーマで、それぞれの窯元が趣向を凝らした焼酎カップ、それに豆皿を用意。

会場を訪れた人たちは各窯元のブースで説明を受けながら、それぞれお気に入りの商品を見つけて買い求めていました。

来場者
「見るだけでわくわくする。どんな料理を入れようかなと考える」

遊笑窯・吉満俊久さん
「自宅で飲めるような小ぶりの炭酸割用のカップを作った。色々なものを見てもらって触ってもらって、手作りの器の良さを味わってもらえたら」

また、ロビーには今回初めてスターバックスコーヒーのブースも設置。

ここでは薩摩焼でコーヒーを試飲することができます。

コーヒーのお客さん
「格別ですね。生まれ故郷ですから(薩摩焼に)思い入れがある」

実は、スターバックスコーヒーの県内7つの店舗では、地元の名産をお客さんに感じてもらおうと、2024年6月から、薩摩焼のカップでコーヒーを楽しめるメニューが用意されています。

スターバックスコーヒージャパン・井上拓哉ディストリクトマネージャー
「(薩摩焼でコーヒーを飲んで)陶器のぬくもりや口当たりの柔らかさをおっしゃる方が多い。薩摩焼のひび割れのなかにコーヒーの染みがつく。経年劣化も味わいとして楽しめるのが魅力。鹿児島の歴史ある薩摩焼に思いをふけながら、ゆったりとした時間を過ごしてもらえれば」

窯元それぞれのこだわりの作品に出会える薩摩焼フェスタは、12月7日まで鹿児島市のカクイックス交流センターで開かれています。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。