タイ政府は、午後の時間帯に禁止していたアルコール類の販売を試験的に撤廃しました。
タイでは1972年以降、公務員らの勤務中の飲酒を防ぐ目的などで、午後2時から午後5時までの間、アルコール類の販売を禁止してきました。
こうしたアルコール販売禁止の規制が時代遅れだとする批判が相次ぎ、タイ政府は3日から180日間、試験的に撤廃することを決めました。
現地の人は「解禁は良いと思う。経済をよくするし便利になる」「客がすぐに買えるから売り上げが増えるかも」と話しました。
規制が撤廃されるのは午後2時から午後5時までで、午前0時から11時までの午前中の販売禁止は従来通り続けられます。
タイでは11月、禁止の時間帯に飲食店などで酒を提供した場合、客も含めて約5万円の罰金を科す規制法が施行されました。
政府は今後、深夜の時間帯に関しても規制緩和を検討中だということです。