亡くなった人が残した財産で相続人がいないために国庫に納められた金額が、2024年度、最多の1291億円となったことが分かりました。
亡くなった人が残した財産のうち、法律上、相続する権利は子どもや配偶者などに限られていて、相続人がいない場合には家庭裁判所が選任する清算人が未払いの税金などを精算した上で、国庫に納められます。
最高裁判所によりますと、この遺産の総額が2024年度、1291億6375万円となり、2013年度以降、最多となりました。
背景には単身高齢者の増加があり、国庫に入る相続人なき遺産は右肩上がりで増え続けています。