2016年4月の熊本地震で城内約50カ所の石垣が崩落したが、その中には前震、本震ではなく1カ月後の震度2の余震で崩れた石垣もある。場所は馬具櫓周辺で、12月1日に残った石垣の解体工事が始まった。

2026年度までに解体 28年度までに積み直し

石垣は2016年4月に起きた熊本地震から1カ月後、震度2の揺れで突然崩れた。2014年に復元された建物に大きな被害はなかったが、石垣の積み直しが必要だったため倒壊防止の措置を施した上で解体された。

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そして12月1日に膨らみなどの変状が出て崩落の危険性がある築石の解体作業が始まった。2026年度までに約1200個が取り除かれ、2028年度までに積み直される予定だ。

熊本城総合事務所の上村祐一課長は「比較的近くに行幸坂などから見られることから、解体作業の一つ一つの瞬間を、ぜひ目に焼き付けていただければと思います」と話す。また、馬具櫓は2039年度に完成する予定だ。

(テレビ熊本)

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