年末にかけて増加傾向となる交通事故の防止を呼びかける「県民総ぐるみ運動」がきょうから始まりました。
きょう県庁では「年末交通事故防止県民総ぐるみ運動」の開始式が行われました。
県や警察などの関係者およそ50人が出席し、交通事故で亡くなった人へ黙とうが捧げられました。
県内では、今年に入りこれまでに55人が交通事故で亡くなっていて、そのうちおよそ6割にあたる32人が高齢者です。
忘年会やクリスマスといったイベントと重なるこの時期の総ぐるみ運動では飲酒運転をはじめとした危険運転の根絶など4つを重点目標にしています。
【広島県警 森本敦司本部長】
「交通事故死者数60人以下の達成に向けて悲惨な交通事故が一件でも少なくなるよう、悪質性・危険性の高い違反に対する指導取り締まりを強化する」
式の最後には白バイやパトカーなど9台がパトロールに出発しました。
県民総ぐるみ運動は今月10日までです。