高知ユナイテッドSCでゼネラルマネージャーを務めていた男性が、クラブに未払いの報酬など約1000万円の支払いを求めている民事裁判の第一回弁論が、1日に高知地裁で開かれました。

高知ユナイテッドSCに対して未払いの報酬など、1031万円の支払いを求めているのは高知ユナイテッドSCの前身のチーム「アイゴッソ高知」で初代監督を務め、ユナイテッドでゼネラルマネージャーを務めていた西村昭宏さんです。

訴状などによりますと、西村さんは2023年2月1日からの2年間、ユナイテッドとゼネラルマネージャーとして活動する契約を結んでいました。しかし、2023年10月から2024年1月31日までの間、ユナイテッドは西村さんに契約に基づく報酬などを一切支払っていなかったため2024年1月31日、西村さんは自ら契約を解除。チームを離れました。

1日は西村さんも出廷。西村さん側は自ら契約解除した場合でも規定により契約期間の残期間分の報酬も全額支払うことになっていたと主張、ユナイテッド側はこの部分について争う姿勢を示しています。

西村さんは契約期間である2024年2月から2025年1月までの報酬に相当する924万円のほか貸付金の100万円など、合計1031万円の支払いを求めています。

1日の第一回弁論ではユナイテッドの山本志穂美社長も被告側で出席するなか、ユナイテッドの前社長・武政重和さんが出廷し「西村さんが自ら契約解除するという想定をしていなかった」証言しました。

高知さんさんテレビ
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