高知県が新しく建て替えを予定している県民体育館。県は隣接する市の施設のグラウンドについて「全面を使用すること」を桑名市長に正式に要請しました。
県は現地で新しく建て替える予定の県民体育館について、隣接する高知市の教育施設「アスパルこうち」のグラウンドを取り込んで整備する方針を示しています。これまで、全面利用や半面利用などの案が示されていましたが、市の教育委員会などは不登校の子どもたちが施設を使っていることも考慮し、半面残すことを要望していました。
12月1日、県の担当者が最終的な案を桑名市長に提示しました。
県観光振興スポーツ部・小西繁雄 部長:
「アスパルこうちのグラウンド全面をお貸しをいただきたい」
グラウンドの全面利用を要請したほか、競技大会ができる規模のサブアリーナや市教委から要望のあったプールを建設する予定だと説明しました。また、サブアリーナの屋上に人工芝のエリアを設け、子どもたちが運動に取り組める環境を整備すると明かしました。
桑名市長:
「この中では私が思っていたものは組み込まれているのではと思っています。スポーツの振興、そして教育面にも防災面にもあらゆるものに対応できる施設をつくっていただきたい」
提示された建設予定案は高知市の12月議会で桑名市長が説明し、協議するとしています。