悲願のJ1昇格を決めたV・ファーレン長崎。
最後の最後まで、ドキドキハラハラの展開となった29日の徳島戦を振り返ります。
最終節まで昇格チームが決まらないという、まれに見る大混戦となった明治安田J2リーグ。
前節、ホームで水戸との天王山を制し、首位に返り咲いたV・ファ―レン。アウェーで4位の徳島ヴォルティスと対戦しました。
KTN記者
「長崎のゴール裏には3000人近くのサポーターが駆けつけました。ラスト90分をオール長崎で戦います」
長崎県内でも長崎市や東彼・波佐見町など各地でパブリックビューイングがあり、選手たちにエールを送ろうと大勢の人が集まりました。
引き分け以上で自力でのJ1昇格が決まるV・ファーレンですが、前半は徳島にボールを支配される時間が続きます。
前半18分には決定的なシュートを打たれますが、これはクロスバーに救われます。
押し込まれる時間が増えると前半41分、徳島に先制を許します。
他会場でも動きが…昇格を争う3位の千葉はゴールラッシュで、後半はじめまでに3ー0とリード。
2位の水戸も後半1分に先制し、このまま試合を終えるとV・ファーレンは3位転落の可能性も…。
どうしても1点が必要な場面で、攻撃的な選手を投入します。(後半15分笠柳、中村IN)
すると後半23分、途中出場の笠柳が左サイドを突破。
クロスに翁長が合わせ、自動昇格を引き寄せる貴重な同点ゴールをあげます。
しかし、その後は再び徳島の猛攻が続きます。
後半31分、CKのピンチを山口蛍がブロック!
セカンドボールもGK後藤が防ぎます。
そして、後半アディショナルタイムには絶体絶命のピンチが。
失点するとJ1昇格が絶望的になる場面で、GK後藤がまさに神がかりのセーブ!
昇格への執念をみせます!
そして、待ちに待った瞬間が…。
2位の水戸が勝ったためJ2初優勝は逃しましたが、自動昇格となる2位を死守!
8年ぶりのJ1昇格を掴みとりました。