鳥取県米子市の養鶏場で、複数のニワトリが死んでいるのが見つかったと11月30日夜に県に報告がありました。
県は、「高病原性鳥インフルエンザ」の疑いがあるとして感染拡大防止に乗り出しました。

鳥取県・平井知事:
1日朝の段階で700羽死んでいるという話でありまして、鳥同士の感染がかなり進んだ段階で通報があった。危険性が非常に高い。

県は、1日午後3時から緊急の対策会議を開催。
県や国、自衛隊の担当者などが出席しました。
県によると、11月30日午後10時頃、米子市の養鶏場から「死んだニワトリが増えた」と連絡があり、1日朝に県の西部家畜保健衛生所が立ち入り検査を行い、簡易検査をした12羽のニワトリのうち10羽に陽性反応を確認。
鳥インフルエンザ感染が疑われるということです。

この養鶏場では、11月25日から死んだニワトリが増え始め、11月30日までに1400羽あまりが死んだことがわかりました。

なお、これまでに県内78の養鶏場では異常は見られないということです。

遺伝子検査の結果は2日朝にも判明する見通しで、県は陽性が確定した場合、この養鶏場のニワトリ約7万5000羽を殺処分するほか、半径3キロ内の区域で家畜の移動を制限するなど、感染拡大防止に取り組む方針です。

鳥インフルエンザと確定すれば、今シーズン国内では6例目、中国地方では初めてとなります。

TSKさんいん中央テレビ
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