AIを使って効率よくゴミの分別をする次世代型のリサイクルボックスの実証実験が、福岡県北九州市で始まります。
28日、北九州市役所で公開されたのは、大きなモニター付きのスタイリッシュなリサイクルボックスです。
空き缶とペットボトル専用ですが、その驚きの最新技術が…
◆記者リポート
「リサイクルできないものを入れてみます…あっ、戻ってきました」
回収の対象ではないタンブラーを入れると、そのまま戻ってきました。
北九州市のスタートアップ企業が開発した「Rebit BOX(リビット・ボックス)」。
内蔵のAIが、サイズや重さからリサイクルの対象外となるものや飲料物が大量に残っているものを識別し、回収しない仕組みです。
空き缶のリサイクルボックスでは、弁当がらといった異物や飲み残しの混入が長年の課題となっていて、市はこの最先端の技術に目をつけ、12月から実証実験を行うことを決めました。
◆北九州市 政策課 高岡智靖 課長
「市内全域にリビットボックスを置いていけるように進んでいくと、市民の意識も高まってリサイクルもうまくいく。(効率的なリサイクルで)CO2の削減にもつながることを期待しています」
災害時にはモニターに避難情報も表示される、このリビットボックスの実証実験は、2026年3月までで、市内の商業施設など6カ所に随時設置される予定です。