28日、東京・小平市にオープンしたのは、トライアルと西友のそれぞれの強みを融合させた「トライアル西友」の1号店で、午前9時の開店に合わせて客が列を作った。

西友をリニューアルオープンした店内では、約2万3000品目の商品が並ぶ。
“福岡発”のスーパーとして、「九州愛」をテーマにした商品のほか、できたての総菜や弁当、さらに西友のプライベートブランド(PB)「みなさまのお墨付き」やトライアルのPBも取り扱う。

最大の特徴は、都内で初めて導入されるトライアルの「レジカート」(80台導入)で、カートに備えつけられたタブレットとスキャナーを使って商品をレジ待ちをせずに精算ができるため、スムーズに買い物できる点だ。
スキャンした商品に応じてレジカート限定クーポンが自動で表示され、買い物中に合計金額も把握できるなど、利用者にもメリットが大きい。

また、トライアルが独自開発した「サイネージ」41台を店内のいたるところに設置し、館内放送と連動して総菜のできたて情報を流したり、季節に合わせたコンテンツを配信したりなど、顧客ニーズに応じた情報発信を強化する。
こうした仕組みにより、買い上げ点数の増加も狙う。

IT・デジタル技術を活用した効率的な店舗運営に強みを持つトライアルと、コストパフォーマンスの高い独自ブランドで支持を集める西友。
その双方の強みを掛け合わせた新店舗として、地域の買い物体験を一段と進化させることが期待される。

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