2025年7月に西友の買収を完了したトライアルの新たな試みとして、7日午前9時にトライアルGOの都内1号店がオープンした。
コンビニと同じくらいの規模感で、店舗内には「みなさまのお墨付き」のレトルトカレーなど西友のプライベートブランドの商品が約40点並ぶほか、近隣の西友店舗で作られた「握り寿司」など総菜や弁当も豊富に取り揃えているうえ、精肉や野菜など生鮮食品も豊富でスーパーのような品揃えが特徴。
また、財布やスマホなどを一切使わずに「顔認証」だけで購入できるセルフレジや、商品棚の売れ行きなどを遠隔で管理できるデジタル技術も導入されている。
トライアルGOの廣石財社長は、「出店する土地に東京を選んだのは一番人が多いことに尽きる。トライアルとしては店舗を持っていなかった東京都内なので、本当に新しいマーケットへの開拓だ。競合は食にまつわるすべての業態で、外食産業や弁当チェーンなどの業態からも学んでいきたい」と意気込んだ。
「白いたっぷりたまごサンド」税抜き185円、「ロースかつ重」税抜き318円など、低価格さも魅力だ。
廣石社長は低価格が実現できる理由について「店舗を省人化し最小限の人数で運営できるようになっている」として「そこで抑えた人件費を商品価格に反映し、客に価値提供していきたい」と話した。