26日に香港の高層住宅で発生した大規模火災はまだ消し止められておらず、確認された死者数は83人となった。
83人の死亡確認・200人以上と連絡取れず
火災発生から28時間がたった現場では、火は今も消し止められず、黒い煙が立ちのぼっていた。

消防当局によると、火災があった住宅7棟のうち、3棟ではまだ鎮火に至っていない。

この火事で、これまでに83人の死亡が確認され、負傷者は76人となり、さらに連絡の取れていない人が200人以上いるとみられ、救助活動が夜を徹して続けられている。
現場にいた人は、「知り合いのおばあちゃんも連絡がつかない。無事かどうかわからない」などと話していた。
現地メディアによると、住宅の改修工事で使われていた竹の足場が火が燃え広がった原因の1つとみられ、火事を受けて、香港当局は建築現場で使う足場を竹から金属に変えるよう業者に義務づけることを決めた。
高市首相がお見舞いのメッセージ
こうした中、高市首相が27日夜、「大きな被害が生じていることに大変心を痛めています」などと記したお見舞いのメッセージを出した。
高市首相は、「犠牲になられた方々に哀悼の意を表すとともに、ご遺族に対し謹んでお悔やみ申し上げます。また、被害に遭われた方々に対し、心からお見舞い申し上げます」としている。
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