ストリート系ファッションを代表するブランド「HUMAN MADE」がグロース市場に上場しました。
デニムコーデにサングラス姿で東京証券取引所に登場したのは、ファッションデザイナーのNIGO氏です。
NIGO氏が創業し、現在はクリエイティブディレクターを務めるライフスタイルブランド「HUMAN MADE」。
27日、グロース市場上場を記念したセレモニーが行われました。
NIGO氏といえば、1990年代の“裏原宿系ファッションブーム”をけん引したデザイナー。
ストリートファッションブランド「A BATHING APE」は、ファッションアイコンの1つとなり、現在も国内外で高い人気を誇っています。
そんなNIGO氏が2010年に立ち上げた「HUMAN MADE」は、洋服だけでなく雑貨や飲食ライセンス事業なども展開しています。
売上高は2021年1月期の約18億5000万円から2025年は約112億6000万円と6倍以上に成長していて、幅広い客層の獲得だけではなく外国人ファンの拡大も要因としています。
2026年には東京・原宿に旗艦店のオープンを予定し、今後、海外展開の拡大も目指す「HUMAN MADE」。
NIGO氏から経営を託されている松沼礼CEO兼COOは「今回の株式上場は、日本初のカルチャーを永続させるための壮大なチャレンジだと受け取って、自分たちで鼓舞してやっていきたい。50年、100年続く世界に誇れる日本発のグローバルブランドにしていきたい」と話しました。
27日の初値は公開価格の3120円を9.9%上回る3440円で、高値は3840円、終値は3545円となりました。