三豊市の公共施設の整備事業を巡る問題です。工事現場で発生した産業廃棄物を埋め戻した疑いで、警察は11月27日、市の職員と業者の役員ら、合わせて5人を書類送検しました。

廃棄物処理法違反の疑いで書類送検されたのは、三豊市の職員と工事を請け負った市内の建設会社の役員など合わせて5人です。

警察の調べによりますと、5人は共謀して、2025年1月から5月までの間、三豊市の造船所の跡地に多目的広場を整備する工事で、現場で発生した産業廃棄物として扱う必要がある土など約920トンを埋め戻し投棄した疑いです。

警察によりますと市の職員2人は、工事の契約や予算管理を担当し、現場監督を務めていたということです。

この工事を巡っては、2025年4月、産業廃棄物が埋め戻されていることが判明し、5月から工事を中断。7月には市が3つの建設会社を刑事告発していました。

警察の調べに対し、会社側は「市の職員の指示で埋め戻した」と話す一方で、市の職員は、「指示も黙認もしていない」と話しているということです。

岡山放送
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