宮城県塩釜市では、11月27日、今シーズン初めてとなる乾ノリの入札会が、全国のトップを切って行われました。

門間陸斗アナウンサー
「マスク越しでも分かるほど、会場全体にはノリのいい香りが漂っています。そして、こちらでは、買受人たちがノリの品質を真剣な表情で見定めています」

会場には宮城県内8つの漁協支所から出荷されたおよそ1837万枚のノリが並べられ、全国から集まった130人ほどの買受人が、色や香りを確かめていきました。

県漁協によりますと、今シーズンは夏場の海水温が高く生育への影響が心配されましたが、11月初めごろから持ち直し、去年の初入札より180万枚ほど多い出荷数となりました。

100枚あたりの平均価格は、去年より167円高い2767円で、過去最も高い値を付けました。

宮城県漁協のり部会 内海洋倫副部会長
「今年のノリは、みちのくの寒流にもまれまして、味、風味、香りと共に一級品となっておりますのでとてもおいしいと思います」

県漁協では今シーズン、例年並みの4億枚の生産を目指しています。

仙台放送
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