JR長崎本線の博多ー肥前鹿島間を走る特急「かささぎ」をめぐり、JR九州の古宮社長は来年春のダイヤ改正で減便する考えを示しました。
【JR九州 古宮洋二社長】
「これまでの県や国などとの約束を履行しつつですね、今回はかささぎについては減便をしたい」
27日開かれたJR九州の会見で古宮洋二社長は、JR長崎本線の博多ー肥前鹿島間を走る特急「かささぎ」について、来年春のダイヤ改正で減便する考えを示しました。
古宮社長は2022年の西九州新幹線開業から3年間は運行本数を維持するとしている県や国などとの合意について触れたうえで、この合意が「導入が断念されたフリーゲージトレインを前提としたもの」と県が主張していることについて次のように述べました。
【JR九州 古宮洋二社長】
「これ(六者合意)をゼロベースと言われるんだったら、これ自体がなければ14本も10本の言葉はありませんよね、と私は思います、これがあるから我々はこれまで14本走らせてきていますんで」
これに先立ちJR九州は春のダイヤ改正での特急「かささぎ」の減便を県に最終案として示していて、内容は12月半ばごろに発表されるということです。