冬場は空気が乾燥し、愛媛県でもストーブなどの暖房器具を使用などする際に気をつけたいのが火災です。大分県大分市でも11月に発生した大規模な火災で甚大な被害が出ています。火災の発生のリスクが高まる冬場は、特に予防に注意が必要です。

大分市佐賀関で18日に起きた大規模な火災は、住宅など170棟以上が焼け、1人が死亡するなど甚大な被害に。発生から1週間以上たった27日時点も火は完全に消し止められていません。

松山市消防局予防課・長野翔課長:
「この時期になりますと空気も乾燥しておりますし、風が強い日も多くなっていますので、周りの建物に被害が及ぶケースも多くなっています」

冬は特に火災のリスクが高まる時期。松山市消防局によりますと、松山市では11月16日と19日に住宅火災が相次いで発生していて、去年起きた火災を“四季別”にみると冬の期間が34件と最も多くなっています。春・夏・秋の期間はそれぞれ23~28件でした。

松山市消防局予防課・長野翔課長:
「主に住宅からの火災が多いのですが、コンロや電気機器からの出火が多くなっています」

松山市内で去年起きた住宅火災で、最も多い原因はコンロ。電話やインタ―ホンが鳴ったり外出したりした際、火を消すことを忘れて、加熱され続けた鍋から出火することが特に多いといいます。

また冬場で使用が増えるストーブやヒーターなどの暖房器具も原因の一つ。暖房器具の近くに干した洗濯物が落ちて火が燃え移るケースもあり注意が必要です。

このほか見落としやすいのが“配線まわり”。消防の実験では、ホコリが溜まった状態でコンセントを使っていると煙が上がり、わずか数十秒で燃え上がりました。予防するには…

長野翔課長:
「まず1点目が断線、コードが断線しているを使用しないこと。2つ目はコンセントのプラグの刃が折れ曲がっているのは使用しないで下さい。3つ目はコンセント周りをきれいに清掃していただくと電気機器からの火災を防ぐことができます」

自分たちの命や財産を守るため、冬場は一層の注意が必要です。

愛媛県今治市で11月23日に住宅が燃えた火事では、消防が一度火が消し止められたことを確認したものの再び燃え始め、火元の住宅が全焼したほか両隣にも延焼しました。今治市消防本部は最初に「鎮火」と判断した対応が適切だったかどうか検証中としています。

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テレビ愛媛
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