「ラーメン県そば王国やまがた」と称している山形県には、ラーメン・そば・麦切などおいしい麺類があふれている。そんな山形・南陽市で、地元名物のラーメンの魅力を広めようと、「第1回世界わんこラーメン大会」が開かれた。参加者たちは“わんこそば”ならぬ“わんこラーメン”を限界まですすり上げ、会場を盛り上げた。
制限時間20分で何杯食べられるか競う
冷たいラーメン・とりもつラーメン・辛みそラーメン・馬肉ラーメン・米沢ラーメン・酒田ラーメン…。
山形は県内が4つの地域に分かれていて、それぞれの地域で特徴的なさまざまな種類のラーメンを楽しむことができる。

「わんこラーメン」は、南陽市の飲食店組合が地元名産のラーメンを使って地域を盛り上げたいと考案し、11月24日に「世界わんこラーメン大会」として初開催された。
全国から“大食い”に自信のある353人の応募があり、抽選で選ばれた43人が中学生以下・女性・一般の3つの部門に分かれて挑戦した。

わんこラーメンはお椀1杯あたり15グラム。
お椀10杯で、普通のラーメン1杯と同じ量。

中太ちぢれ麺に、鶏ガラと豚骨をベースとしたしょうゆ味。
制限時間20分で何杯食べられるかを競う。

子ども:
(Q.何杯食べた?)52杯。
けっこうギリギリでもう食べられない。

あなたはラーメン10杯以上食べられる?
中学生以下の部で優勝したのは、南陽市の中学3年生で109杯。
女性の部の優勝者は110杯を完食した。
いずれもラーメン11杯分をたいらげたことになる。

そして、一般の部には22人が参加。
ラーメン好きの弊社・鈴木アナウンサーも挑戦した。

わんこそばのかけ声「はい、ジャンジャン!」「はい、ドンドン!」のように、「もっとどうぞ」を意味する置賜地方の方言「いまっと」をかけ声に、次々と麺が入れられていく。

徐々に苦しそうになる鈴木アナだったが、「ご麺なさい」。
“終了”を意味する「ご麺なさい」を、1グループ目11人の中で最も早く言ってしまう結果に。
それでも記録は55杯と、ラーメン5.5杯分を食べたことになる。

鈴木アナ曰く、「食べている間にこんなにも入らないものかと。おいしいが全然入らない。みなさんも挑戦するとわかると思います」と。
“わんこラーメン”定期開催へ
この結果を見て立ち上がったのは、“食べること”に自信のある柿崎記者。

勢いよく食べ始め、時々苦しい表情を見せるが、そのスピードは落ちることなく食べ進めるも…、「ご麺なさい」
最終的な記録は110杯、ラーメン11杯分。

しかし上には上がいるもので、一般の部の優勝者は何と158杯と、ラーメン約16杯分を完食。
参加者たちは、“ラーメンと自分との戦い”を楽しんでいた。

県喫茶飲食生活衛生同業組合・渡部英孝専務理事:
当初の構想から約10年経ってようやく実現した。
みんなで楽しめるものはないかと考え“わんこラーメン”にたどり着いた。
今後は定期開催していきたい」と話していた。

今回、応募したものの参加がかなわなかった人が“ぜひ観戦したい”と、遠方からかけつけたほどラーメン好きをとりこにした「世界わんこラーメン大会」の今後が楽しみ。
(さくらんぼテレビ)
