「餃子の王将」の運営会社の社長が射殺された事件の初公判で、被告の暴力団幹部の男が無罪を主張しました。
特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄被告(59)は2013年、何者かと共謀し王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)を射殺した殺人などの罪に問われています。
事件から12年後にようやく開かれた初公判で、田中被告は「私は決して犯人ではありません」と起訴内容を否認しました。
一方、検察は田中被告は事件の前後音信不通になり、携帯電話のメモ機能に「警戒を解いてはならない。息をひそめて行動しろ」などと保存していたと指摘しました。
判決は2026年10月に言い渡される予定です。